賃貸の退去費用で”減価償却を考慮する”って言われたけど?解説します!!

減価償却は、会計や経理の分野で重要な概念ですが、その理解は難しいと感じる人も多いかもしれません。

実はこの、減価償却ですが、賃貸の退去費用や修繕費用を決めるときにも使われています。

そこで、この記事では、減価償却についてできるだけ、簡単に解説します。

目次

賃貸の退去費用で”減価償却を考慮する”

減価償却とは

減価償却とは、物や建物などの耐用年数に応じて、その価値を毎年少しずつ減らしていくことです。

この方法を使うことで、資産の価値を長期的に見て精密に計算することができます。

例えば、ある会社が100万円のコンピューターを買ったとします。

このコンピューターは、使い続けているうちに価値が下がっていくので、全てを買った時の100万円という価値は保てなくなります。
そこで、耐用年数を決めて、毎年その年数に応じた金額を経費として計上することで、企業会計上の損益計算に反映する方法が減価償却です。

つまり、耐用年数が10年とされた場合、そのコンピューターは10年間使えるものとされます。そして、毎年10万円分の経費計上をすることで、10年後にはそのコンピューターの価値は0円になるように計算します。

退去費用での具体的な運用例

クロス張替え費用の計算

賃貸物件の場合、退去時にはクロスの汚れや穴などを修復する必要があります。

この場合、クロスの場合は、耐用年数や残存価値を考慮して減価償却を行い、張り替え費用を算出することができます。

例えば、クロスの耐用年数が6年、購入時の価格が30,000円とする。
毎年5,000円分の減価償却を行います。
仮に4年住んだのちに退去時した場合、残りの2年分の償却費用である10,000円としてクロスの張り替え費用を算出することができます。

クッションフロアの張り替え費用の計算

賃貸物件の場合、退去時には床の傷や汚れなどを修復する必要があります。

クッションフロアは、耐用年数や残存価値を考慮して減価償却を行い、張り替え費用を算出することができます。

例えば、フローリングの耐用年数が6年、購入時の価格が6万円とする。
毎年1万円分の減価償却を行います。
退去時には、残りの3年分の償却費用である30,000円をフローリングの張り替え費用を算出することができます。

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結論

減価償却は、資産の価値を長期的に見て精密に計算することができる重要な手法です。

会計や経理の分野で用いられる概念です。
自分が持っているスマートフォンも、耐用年数に応じて毎年その年数に応じた金額を計上することができるということです。
減価償却について知っておくことで、ビジネスにおける重要な意思決定に役立てることができます。

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